スパイと暗殺に導かれる新生ロシアの迷宮 スティーヴ・レヴィン 中井川玲子 CCCメディアハウスザ プーチン センリツ ノ ヤミ レヴィン,スティーヴ ナカイガワ,レイコ 発行年月:2009年02月 ページ数:254, サイズ:単行本 ISBN:9784484091013 レヴィン,スティーヴ(LeVine,Steve) 旧ソ連やパキスタン、フィリピンで18年間海外特派員を務め、ウォールストリート・ジャーナル紙やニューヨーク・タイムズ紙、ニューズウィーク誌、フィナンシャル・タイムズ紙などに寄稿。
現在はワシントンを拠点に、ビジネスウィーク誌のチーフ・ライターとして海外情勢を扱う 中井川玲子(ナカイガワレイコ) 東京都出身。
国際基督教大学卒業。
ミネソタ大学社会学部修士課程修了。
シリコンバレーの米ベンチャー企業や日系企業で大手ハイテク企業とのビジネスに携わった後、翻訳家となる 櫻井英理子(サクライエリコ) 栃木県出身。
幼少期をロンドンで過ごす。
一橋大学卒業 三宅敦子(ミヤケアツコ) 兵庫県出身。
カナダ、ヨーク大学卒業。
銀行勤務を経て、翻訳・通訳家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 ロシアの暗闇ー残虐な歴史に捕らわれた国/第2章 プーチンはこうして選ばれたーどこからともなく現れた男を保証人にしたエリツィン/第3章 プーチン政権を知るーロシアの朝、その高い代償/第4章 ニコライー放射性毒物の最初の犠牲者/第5章 「ノルド・オスト」ー再び、国民を裏切った母なるロシア モスクワ劇場占拠事件/第6章 亡命者たちーボリス・ベレゾフスキーとロンドンの聖地/第7章 アメリカの聖戦士ーポール・クレブニコフと栄光のロシア/第8章 エレベーターの殺人ーアンナ・ポリトコフスカヤと声を失ったロシア/第9章 裏切り者ーロンドンの亡命者、アレクサンドル・リトヴィネンコ/第10章 ポロニウムー世界が目撃した暗殺 新生ロシアは、危険な方向に歩み出している。
豊かな石油資源も後押しし、再び大国として台頭しつつあるが、一方でウラジーミル・プーチンのもと、帝政時代やソ連時代から息づく独裁主義へと逆行しているのだ。
ドミトリー・メドヴェージェフが新ロシア大統領に就いたが、実権を握っているのはいまだプーチンである。
彼は、ソ連崩壊後の民主改革を無意味なものと見なしている。
記者として10年以上ロシアで活躍した著者は、本書で現代ロシアの独裁政治を暴き出す。
そこに拡がるのは「死の政権」だ。
国賊は暗殺のターゲットとされ、罪の無い人質が殺されても政府は無関心だ。
この本は、プーチンの大統領任期中に犠牲となった人々について、目撃者や遺族へのインタビューに基づくドキュメンタリー形式で書かれている。
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